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”診療看護師” という新しい取り組みについて
6月11日の『クローズアップ 現代』というTV番組で、『診療看護師』というものについて紹介していました。

アメリカではベトナム戦争の影響で,医師が不足したことがきっかけで始まったとか。
”医師不足” という背景の点では、今の日本と同じような状況かもしれません。

日本でも現在、大分市が特区申請を行い、具体的な試みを始めています。
地元の看護大学において3人の看護師が専門教育を受けているそうです。

当初厚生労働省は特区認定を出しませんでした。
医師法や保健師助産師看護師法などにより、法律上の問題があるからです。

①医療行為は医師法の定めにより、医師のみが『医業』を行える。
②看護師は保助看法の定めにより、 ”医師の指示の下で” 『診療の補助業務』を行うことができる。

『医業』とは、
医行為(医療行為とほぼ同義語)を生業とすることです。平たく言えば、『(医者が)職業として「診断・治療・処方」といったものを行うこと』を指します。

『診療の補助業務』とは、
身体的侵襲の比較的軽微な医療行為の一部について補助するもので、採血、静脈注射、点滴、医療機器の操作、処置など多岐にわたっています。


話を戻しますが、大分市の取り組みとしては、褥瘡(床ずれ)の処置など限局的な治療についてのみ特区申請を出しなおして、現在動いているようです。
おそらく行政側も、国として何らかの動きを見せることになるでしょう。
医師会などは厚労省と同様に「医療の質が低下する」と懸念しているようですが、世論の動向次第でしょうね。

僕は教育がしっかり行われた上で、認められる診療行為が厳格に線引きできれば、十分医療の質を保持できると思っています。
でも、(臓器移植法などが顕著な例ですが)物事の ”定義” を玉虫色にしていたのでは、後々に問題を生む温床を作るに等しくなります。
それではムリです。
(※臓器移植法では、『脳死の定義』をあいまいにしたままですよね。今回の改正でも、おそらくここは触れないまま、法案を成立させるでしょう)

あとは、世論の問題です。
なにかちょっとでも問題が起きると、執拗なバッシングの嵐と化す・・・
今の日本のこのような風土では、なにも育っていかないように思えます。
医師不足の次は、看護師もどんどんいなくなりますよね。(すでに看護師も不足してはいますが・・・)


確かに医師不足は現実問題として、かなり深刻です。
救急医療・小児医療・外科などは、年々医師が減少しています。どれをとっても医療全体にとって、欠かすことのできない最重要分野ばかりです。
反面、歯科医師・美容整形の分野は飽和状態です。歯科のクリニックなどは、ヘタすりゃコンビニよりも多いくらいですよね。

なぜ、こんなことになっているか?普段から普通にニュースを見ていたら、言わなくてもお解かりですね。
その弊害として、必要な医療が必要な人に十分に供給されない恐れが出てくる。これがどれほど深刻なことか・・・。
外科医などは、15年前と比べて3割も減ったそうです。
がんを根治するためには、現在の医療では手術療法が欠かせないというのに。

救急医療や夜間小児外来の医師不足問題については、
まずは一般市民が、本来の救急医療体制(各都道府県ごとに設定)のことを知る必要があります。

①初期救急(一次救急)とは、入院や手術を伴わない医療のことです。休日夜間急患センターや地域の診療所が受け持つ在宅当番医などによって行われます。
②二次救急とは、入院や手術を要する症例に対する医療です。いくつかの比較的大きな病院が、当番日を決めて救急医療を行う病院群輪番制などがあります。
③三次救急とは、二次救急まででは対応できない重篤な疾患や多発外傷に対する医療です。救命救急センターや高度救命救急センターがこれにあたります。

でも、実際市民はここまでのことは知らないと思います。
自治体・行政・医師会は、これらの内容の告知をしっかり行う必要があるのです。

本来理想としては、まず一次救急へ駆け込んで診察を受け、必要な場合に医師から紹介されて、二次・三次救急へ搬送されることになっているのです。

なのに新聞などを見ても、どうしても二次救急の当番医ばかりが目立つように記載してあるので、みんな迷わずそこへ行きますよね。
僕の地元自治体では、こうした新聞の掲載方法を改善して、急患センターなどへの一極集中受診を減らすための動きを始めたそうです。
(今は新聞取っていないので、どのように掲載してるのかわかりませんが・・・)効果が出ればよいですね。

根本的な部分への対策がしっかり行われた上で、最初に綴った「診療看護師」なんかの制度が(補助的追加対策として)検討されれば、日本の医療も見通しが立つのではないでしょうか?

※余談ですが、緊急時の治療としての救命処置(心配蘇生法の実施やAEDなどの使用)は、医師でなくても行うことを認められた医療行為です。
一般人でも行えるように、講習会なども開かれているでしょう?参加して体験を通して学んでおくことで、後々役に立つかもしれません。
ただし、救命の現場に遭遇したとして、生半可な気持ちや英雄願望だけでなにかしようとするのはお勧めしません。おそらく後悔することになりますよ。助けたいという崇高な気持ちがあるならば、それこそ ”命がけで” です。

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Re: 権限
ばんまつり さん、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

PA-CやPAなどは、医師の業務の一部をフォローする立場ですね。
(ある程度の検査や診察を行って、診断につなげる・・・など)

そういう意味では、診療看護師も同等の制度だと思います。
『ナースプラクティショナー』と呼ばれていて、看護師としての専門性を活かしつつ医師の業務の一部を担っているようです。

「ER」というドラマの登場人物にもいますが、こうした経験を踏まえて本格的に医師への道を目指す人も、米国には結構いるようですね。

でも日本で同じような制度をまねしようとしても、実質難しい点が多いように感じます。
なにせ、物事をあいまいにする特性がある以上、グレーゾーンを作ってしまいやすく、お互いの立場の線引きを困難にさせてしまうからです。そして責任のなすり付け合いへ・・・。

また、”○○科専門ナース”と言うように専門性を特化させるべきかどうかは、正直一長一短あるでしょう。
こういう問題は、基本的に現場サイドの個々の判断にまかせるべきであり、全体論として大きくすべきではないと思います。
インフルエンザ騒動のときと一緒です。
神戸市は、現場の医師が適切に判断したからこそ、うまく対処できたのだと思いますから。
権限
「診療看護師」とは、アシスタント・ドクター(PA-C)、フィジカル・アシスタント(PA)と同様なポジションなのでしょうか??

私は、医師の守備範囲があまりにも広く、そして事務仕事の多さになんとかしないければ、と感じています。看護師の事務仕事にも同様です。
クラークではどうにもならず、一定の権限を与えた医療秘書が必要だと感じています。
米国のPAは常に研修などを積み、PAからメディカルスクールに通学し医師(MD)になる方もいらっしゃるそうですね、私は「医療」には適正があるように感じます。(どの職種もそうでしょうね)
適正がある方が、向上心をもって、仕事ができるようその様なシステムなら大歓迎なのですが・・・・名ばかりなら、残念!です。
今の看護師の制度にも疑問を多く持っています。
医師にも共通することですが、「専門外なので・・・わかりません」などあまり専門性を重視し過ぎるのもいかがかな?と。
解らないものを解ったように言われるのも困るけど、ウ~ンムズカシイな
ん??結局守備範囲広くなるのか・・・・^^

日本人の救急車利用率(軽傷でのこと)はとても高く、やはり米国と比較して無料だからなのでしょうかねぇ?
Re: こんにちは
ナース44さん、いつもコメントいただきありがとうございます。

おっしゃるとおり、どの程度の臨床経験があるかで、実際やっていけるかどうかは大きく変わってくると思います。
一説では『経験5年以上の看護師』が対象だそうです。
(もちろん実際に教育を受けているのは、もっとはるかに長い経験年数を持った看護師だそうですが)

5年なんて・・・やっと看護師として一通りの経験を積んだばかり、ってくらいの年数ですよね。
大丈夫なのかなぁ?このまま進んでいって・・・

それとご指摘のとおり、患者・家族に心配りのできない人では、なにをやっても難しいでしょうね。

>私的感情、何かあったの?
って感じでしょう?フフフ^^・・・

なんか・・・あったんですね?へへへ^^・・・
こんにちは
れんたろうさんこんにちは。
テレビ見ていません。残念。診療看護師というのも知りません。無知^^。


私が思うこと・・・・
現場での経験が多くない人じゃないと無理ですよね。
そのへんはどうなっているんでしょうね。
実際経験をしないと・・・・
ホント教科書や医学書と違うことも見えてきますしね。

それといくら高度な看護師でも
患者さんやその家族の方への配慮のない看護師は
最低最悪じゃないかなと思います。

・・・なんだか変なこと書いてますね。
私的感情、何かあったの?
って感じでしょう?フフフ^^・・・
またお邪魔します。


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ナースれんたろう

Author:ナースれんたろう
みなさんはじめまして。
大学卒業後サラリーマンをしていましたが心機一転、
病院で働きながら看護学校に通って正看護師の資格を取りました。
それから数年後、仕事も順調に行っていた矢先の2008年2月末…
僕の人生にとって、とても大きな出来事が起こったのです。

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