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骨痛を抑えるはずなのに骨痛? ~ゾメタの副作用のお話~
僕が抱ええいる転移性骨腫瘍に対して、ビスフォスフォネート製剤(商品名:ゾメタ)を使用していることは、
無駄な工事はさせません! ~ビスフォスフォネート製剤のお話~』の中で綴りましたが、
この薬は骨の転移巣のがん細胞の増殖に伴う骨痛を抑える薬です。
しかしながら、
タイトルにあるような、なんとも矛盾したことになる場合があるのです。


初めて投与したのは、昨年の8月初旬でした。その翌日に発熱と全身痛をきたしたことも、以前の記事に綴っています。
この件は初回投与翌日に起きた症状でしたので、すぐに薬の副作用だ、とわかったわけです。


しかし、今思えば、その後も何度かこの薬が僕を悩ませていたことがあったなぁ、と思う出来事があったのです。


昨年10月・・・
ようやく涼しくなり、秋らしさを感じることが出来るようになった頃、全身のいろいろな骨が痛み始めました。
既にゾメタは継続投与中であり、消炎鎮痛薬も処方されていたのにもかかわらず・・・です。
ゾメタ投与のきっかけになった脊椎の痛みだけでなく、手足の数箇所にも痛みが新たに発生していました。

追加でもう一種類の消炎鎮痛薬も処方してもらいましたが、効果はいまいちみられません。

・・・骨転移の悪化か?・・・

とても不安になりました。
受診日に主治医に報告して骨シンチの検査を受けましたが・・・    結果は良好。
抗がん剤はむしろよく効いている、とのことでした。

そう言ってくれた主治医とそれを聞いた妻との二人の笑顔が、僕に重くのしかかりました。

自分がわからなくなったのです。自覚症状と検査結果が明らかに食い違っているのですから、当然です。
この一件以後、僕は何かにつけて不安に襲われるようになりました。自分の知覚と判断力に自信が持てなくなったからです。
臨床心理士にかかるようになったのは、このあたりからです。


そして、今月半ば・・・
4月13日に12回目のゾメタを投与してから日が経つごとに、
2月に放射線を当てたばかりの脊椎や、何年も前に打撲を負ったことのある足の骨など数箇所が、また痛むように・・・    再び強い不安に襲われました。
しかもその期間は、
(その前のクールからせっかく抗がん剤の投与量を減らしてもらったのにもかかわらず)なんとなーく身体が重だるく、気持ちが下がりつつあった時期でしたので、
また以前と同じように、先々のことをネガティブに考えていくようになっていきました。

妻からは落ち着いて考えるように、と諭されながらよーく考えるようになり、
そしていろいろなことを振り返ることで、やっとあることに気が付きました。

気になったことをよくよく調べてみると、『頻度の高い副作用』として『骨痛』の文字が!
そして、投与から10日以上経ってみると、次第に痛みがなくなっていきました。

次の受診時に主治医に確認すると、「確かにそうしたおかしな状況はあり得ますね」と。

おそらく去年の10月の出来事も、ゾメタの副作用のものだったのだろう、と思います。

『(骨転移による)骨痛』を押さえるための薬の副作用が、これまた『骨痛』とは・・・

なんとも人騒がせなことです。
手足に生じた痛みは、昔骨折した箇所や強く打撲した箇所だったので、薬剤の作用の過程の中でなにかしら特異的に反応したのだろう、と考えられます。


がんのみならず多くの慢性疾患を抱えている方は、完全には治りきらない様々な症状を持ちながら、そして、それに対していくつもの薬を服用しながら過ごしています。
そうすると、いつもなんとなーく体調がすぐれない状態が延々と続くこととなり、
それが果たして病気によるものなのか、薬の副作用によりものなのか、わからなくなることも多いのでは?と感じるようになりました。

でも、それをはっきりと主治医に伝えられないまま、悶々とした心境のままで日々を過ごしている方もいらっしゃることと思います。

こうしたケースが一つ二つ程度のことなら、医療者側があらかじめ説明すれば済むことですが・・・
”可能性”として挙げればキリがないほど、こうしたことはあり得るように思えます。
以前臨床現場にいた頃を振り返ってみると、思い当たる節はいくつもありましたから。

だからこそ、患者の側も自身の病気のことや治療のことを勉強すべきなのでしょうが・・・それだけですべて解決することでもないですし・・・

わずかながらも臨床にいた経験から言えば、本などから得た知識だけですべてを知ることは難しい。
見てきたことや経験したことと知識とを融合させて初めて、「生の人間」の病態や症状を捉えることができるようになるのです。


人生の中で何の不安も問題もなく生きることは、なかなか難しいことのように思えます。
辛いことから逃げたくもなるし、「しょうがない」と言って諦めたままじっと閉じこもっていたくもなりますが・・・
でもやはり、自分の身体のことには、自分自身で関心を持ち続けるべきだろうと思うのです。
せめて「おや?変だな?なんだろう?」と関心を向け続けながら、ゆっくりと自身の体験を振り返ることで、後々何かしらのきっかけになるのではないか、と。

僕自身の体験談がどなたかの知識となって、その人ご自身の体験と照らし合わせて、ゆくゆくはなにかしらのヒントにつながる・・・
そうあれば、とも思いますが・・・ちょっと理想高すぎですね。

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テーマ : 闘病記
ジャンル : ブログ

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(非公開コメント受付中)

Re: 本のとうりにはいかない^^
ばんまつりさん、おはようございます。いつもコメントとともに、有益な情報をありがとうございます。

ご主人のモチベーションの下がりぶりは、身にしみてわかります。
がんのような病気を抱えると、先々の不安だけでなく、日々の『症状』という現実問題と常に向き合い続けなければなりません。
気の遠くなるような話です。休まる暇がないのですから・・・

また、僕の場合仕事してた頃は、標準治療を終えてしまった末期の患者さんとのかかわりが中心でした。そのせいか、正直病気に対していいイメージをもてないままでいます。
妻をはじめ周りの人々は、「前向きにがんばって」と言いますが、そこだけはなんとも・・・ですね。
職場の上司などはそこのところを察してくれているので、ありがたいです。

気持ちを共有できることが『安心』を生む一つの手立てなのですが、現実問題としてはなかなか難しいでしょうね。世の中みんなが同じ立場とは限りませんから。

僕は骨盤の転移巣に対して、近々放射線を当てる予定です。
今度は前回のようなしんどい思いはしないように、治療スケジュールについてもしっかり納得して臨みたいです。でも場所的に直腸が確実にダメージを受けそうです (-_-;) 毎朝の排便時が・・・ああ、恐ろし~ (*_*;

また、これについても、その後の様子を記事に綴りたいと思います。半泣きになりながら。

胃癌と乳癌は同じ抗がん剤であることが多いですね。僕も何人かの方のBLOGを読ませてもらってます。
また、来年は確か、胃癌に対する分子標的薬(だったような?)が新たに承認されるとか。
期待したいです。

今後もいろいろと教えてください。よろしくお願いします。
Re: タイトルなし
barukoさん、はじめまして。コメントいただき、ありがとうございます。
お初コメントというのは、ホントにとてもうれしいことです。今後もどうかごひいきにお願いします。

ご主人の体調はいかがでしょうか?痛みを抱えながらの療養生活というのは、本当に大変だと思います。不自由も多いことでしょう。同じ立場の者として、お察しします。
(※僕は今、骨盤に痛みを抱えているので、何をするにも気を使います。座るとちょうど座面に当たる位置が患部なのです。)

ご主人はご自分で痛みメモを記入されているんですね。とても大切なことです。
『痛み』という症状は、まさに自覚症状のみです。
見た目にもわからず、その度合いは検査数値にも表れません。
だから患者さんがそうしてきちんとデータを残していると、(主治医としては)治療の上でとても参考になっているのだろうと思います。

臨床現場でも、痛みの強さを10段階で表わしてもらったりして、患者-医療者ともに情報を共有できるように工夫されていますね。
(※僕個人的には、「10段階スケール」は細かすぎて区別しにくいように思いますが・・・)

今後もお付き合いのほど、よろしくお願いします。コメントお待ちしています。
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
本のとうりにはいかない^^
こんばんは^^
そうです「番茉莉」正解です。うちの玄関に植えています~匂い番茉莉です。

本や、薬剤添付文書に書かれていない副作用が患者にとっては結構「悩み」「不安」の元になるのだと、私も主人の発病で学びました。

今回、主人は右腹部(腎臓のあたり)が痛くて、少々モチベーション下げ下げモードでした、急遽CT、採血してCRPが2+(2.67)結果、ポート留置の管による炎症と判明し、抗生剤で痛みは消えました。(消炎鎮痛剤じゃ効かなかった・・・ので余計に下げ下げに)
がん患者は常に○○じゃないか?と考えてしまう。←これも学びました。

レジメが同じ方の副作用は参考になりますね^^そして、自分だけの副作用ではない事で、「安心」が得られるように感じますね~。
れんたろうくんや、他の化学療法、放射線療法の経験者による「私の場合・・・・」副作用は今同じ治療中の方にとっては「ありがたい!!」「導き!!」だと私は思っています。
今主人はweekly パクリです。乳がん患者さんの体験談や副作用談は私にとってはありがたい!!です。そして、来年には新薬の事でも乳がん患者さんの副作用談は胃癌患者にとっては「とても、心強いヒント」になると私は思うのです。

はじめまして
いつも拝見させていただき、見聞を広めさせていただいています

主人は手術後、転移があり、痛み治療のみしています
免疫を高める為の食事や漢方などを実践して、余命3ヶ月がまる2年を過ぎようとしています。
しかし最近リンパ節の転移した箇所の痛みが強くなり、モルヒネの痛み止めの量を決めるのに、痛みの度合いを知る為には、本人の主観的なものが左右します
最近本人が痛みを毎回ノートに細かく書いて、時系列で時間と量と痛みの度合いを把握し始めました

自分自身で理解して進めることが大事なんですね

れんたろうさんのように、知識があれば、なおさら自分で納得しながらできるんでしょうねぇ

きっといい状態があるはず!
きっといい方向にいくはず♪

と思っています
応援しています

私も以前は保険センターで働いていたりして、少しは知識があると思っていましたが・・・
現実はなんのお役にも立っていません・・・

難しいものですね
これからも、いろいろな事書いてください
よろしくお願いします

Re: 体験談から得る事
ガーネットさん、いつもコメントいただき、ありがとうございます。
ガーネットさんは病歴が長いので、いろいろな体験をされていますね。大変な思いもたくさんされてきたんだろう、とお察しします。

がん治療は確かにその方面の経験を積んだ医師が行うようになってますが、
自身が体験したことのある方(つまりがん患者である医師)はなかなかいないでしょうから、
いまひとつこちらの訴えや感情が伝わらないこともあるように感じます。

加えて、がん治療自体がまだまだ発展途上ですから、医師こそ知らないことも多いのでは?
そう考えていくと、本当に難しい問題です。
Re: おはようございます
三毛猫さん、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

ご支援いただけてとてもうれしいです。読んでくれる方がいてこそのBLOGですから。

僕は胃癌ですが、それ以外のがんでも同じ治療薬を使っているケースは多いので、より多くの方に読んでいただけるといいな、と思います。

骨転移についても、同様です。
骨転移は憎悪すると日常生活に大きな支障が出ますから、僕の方こそどなたかの体験談を聞かねば、と考えています。

少し時間の余裕ができたら、そういう患者さんのBLOG探しでもしてみようか、と考え中です。
体験談から得る事
私も事ある毎に患者の体験は医師の説明では分かり得ない事も教えてくれるし、参考になる事があると伝えています。
同じ病気でも治療薬も違うし、副作用の出方も違いますよね。
だからこそ体験談が参考になるのです。

私はゾラデックス注射で関節痛が出たのですが、主治医は整形外科の受診を勧めました。
が、絶対副作用だと疑った私は、患者ブログで同じ治療、同じ副作用がある事を知りました。
今となってはその副作用は比較的多い副作用だと認知されています。

結局は治療を中止して、関節痛はおさまりましたが、体調が戻ったのはそれから半年後でした。
身体が順応して副作用も弱くなる人もいるようですけどね。

れんたろうさんのブログからどんな副作用が出たのか知る事で、次の患者さんはストレスが少なくて済みますね。
おはようございます
『理想高すぎですかね』…そんな事ないですよ。必ず誰かの為になっていると思います(^^)私は読み専門なのでブログを続ける大変さとかはわかりませんが…、情報やいろんな発見があります。楽しんで読めたり考えさせられたり…。なんて言っていいのか言葉では上手く表せませんが…『ブログを書いてくれてありがとう!』という気持ちなんですよ(*^o^*)
それにしても『骨痛』を抑える薬の副作用が『骨痛』だなんて…複雑な心境ですf^_^;
奥様のアドバイス心強いですね。素敵なパートナーです(^^ゞ大事にしないとね(^O^)…って私もか~っ(>_<)
お暇ならずっと眺めていて下さい
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プロフィール

ナースれんたろう

Author:ナースれんたろう
みなさんはじめまして。
大学卒業後サラリーマンをしていましたが心機一転、
病院で働きながら看護学校に通って正看護師の資格を取りました。
それから数年後、仕事も順調に行っていた矢先の2008年2月末…
僕の人生にとって、とても大きな出来事が起こったのです。

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