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憶測で語ることの怖さ
4月21日の夜の報道番組あたりから、気になる報道がいくつかありました。
『清水由貴子さんの自殺』と『和歌山毒物カレー事件』です。
特に4月22日のワイドショー系の番組では、どのチャンネルでも詳しく報道していました。

が、しかし・・・
なんとなーく、どの内容にも違和感が。

まずは『清水由貴子さんの自殺』。

六本木の局は、公私共に親交の深かった人をコメンテーターに呼んで、彼女のことをいろいろ語ってました。
また、一部では、彼女は以前から知人に介護の大変さを訴えていた、というようなことも発表されていました。
で、結論は「介護疲れからの自殺だろう」と締めくくってました。

おそらく状況的に見ても、その考えは正しいとは思います。
でも、遺書にその旨が記されている、といったことは明らかにされていないわけですよね。


次に『和歌山毒物カレー事件』。

最高裁で「上告棄却」となり、死刑が確定しました。
その理由も述べられていました。要するに「裁判で示された状況証拠には疑う余地がない」と。

汐留の局では、関西の報道解説員が「今までの日本の裁判は『自白偏重主義』だったが、これ(状況証拠だけで刑が確定したこと)は今後に向けての革新的な判決だった。」的に評価しました。
お台場と六本木の局は、「状況証拠だけで刑が確定していくことは、果たしてどうなんだろう?」的な議論がなされていました。


この二つの報道で思うのは、
『確固たる事実を知らずして憶測で語ることや判断されることは、もしかしたら後に何らかの問題を生むのではないか?』ということです。


清水さんが本当に介護疲れで自殺したかどうかは、実際本人は何も表明していないのです。なのに、あたかもそうであることが確かなことのように報道されている。
そうなると、残された清水さんの遺族の方の立場はどうなるでしょう?悪者にされかねなくないですか?

和歌山の事件でも、死刑囚自身は捜査段階から一貫して完全に否認しています。
(※死刑囚の言っていることを信じるという話ではありません。)
しかも犯罪の実行現場を目撃した証言や証拠はない上に、状況証拠の中でも明らかに疑わしいものもあるのです。
(※近隣住民の証言が事実と異なったり、ある住民は捜査員から『他の方は皆さんそうは言ってませんでしたよ』と言われて証言内容を翻したり・・・、といった情報もあります)

日本の刑事訴訟の大前提は『疑わしきは被告人の利益に(つまり”罰せず”)』のはずです。それを踏まえてもどうしても死刑しかないのでしょうか?





一方、
僕ら患者にとっては、『ドラッグラグ』『医療過誤』などのことが、最も身近な問題でしょう。
同じ視点をこれらのことに移すと、どうでしょうか?

『医療過誤』の問題では、訴えられた医師側はマスコミによって徹底的にたたかれます。あたかも救急医療などの現場の医師がマジメに患者を診療しなかったかのように。
(※割り箸が脳に刺さっていて死亡した子供の事故がありましたね。最終的には医師の過失はなかったと認定されましたが)

『ドラッグラグ』の問題では、厚労省の保険認可が遅いことが問題として取り上げられています。
(※しかし、闇雲に次から次へと薬剤を認可すれば健康保険制度は財政上の問題で一瞬で崩壊することや、スピードだけを重視して検証をおろそかにしたのでは副作用の問題で後に患者に被害が及ぶなど、必ず取り返しのつかないことになりますが、その点はほぼ報道されてません。)

この問題の本質は
、医療福祉に対して十分な財源が充てられていないことに起因する大きなものであり、救急の現場の医師たちのことや認可の遅さそのものといった、末端の個別事例ではないのです。

しかし、マスコミは表面上の個別の問題だけを取り上げて、単発的に盛大に取り上げるだけ。
そしてバイアスのかかったその報道を一般人が見て、それに洗脳されていく。


結論として物事をどう判断するかは、ある意味個人の自由としても、

物事の『表と裏』・・・
両方の事実を見て考えている人  どれくらいいるでしょうか?

テーマ : 伝えたい事
ジャンル : ブログ

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(非公開コメント受付中)

Re: 「表」と「裏」
ばんまつりさん、いつもコメントいただきありがとうございます。

ところで、『番茉莉 (バンマツリ)』って、花の名前なのですね。桔梗のような紫の花びらが数日で白くなっていく、梅雨の訪れの頃に咲く花だそうですね。


>「ドラッグラグ」については、私的は遅いと感じています。

もちろんそのとおりですね。
ただ、その理由というか原因は、やはり保健認可に携わる人が少なすぎることですね。
この問題の核はやはり、『医療行政に配分される予算のあまりの少なさ』これに尽きるのです。

だから、認可スピードのことばかりを論点にして世論が高まりすぎてしまうと、
予算も人手も少ないこの現状のままで認可作業にかける時間短縮だけが進み
後々になって薬害問題(予期せぬ副作用が出て死亡例がでるetc)に発展しかねないのです。
僕が常々危惧しているのはこのことなのです。
声高に『保健認可のスピードUP』ばかりを訴えている一部の人の主張を報道などで聞いていると、正直不安になります。

また、コンビニ受診の問題もまた然りです。
一次・二次・三次救急医療の役割をしっかり説明してこなかった厚労省や医療業界側の責任とともに、それを理解していない市民が多過ぎることが根本的な原因となって、結果として ”救急患者のたらいまわし” にも一部つながっています。

だからこそ、みんなが自分の都合だけを一方的に主張しているだけではいけないのです。物事の事象をもっと大局的に捉えていきたいものです。

現代の政治行政は、良くも悪くも ”世論” の力で動くのです。
間違った論点で訴えることは、必ず不利益な結果として僕らに還ってくることを忘れずにいきたいです。
「表」と「裏」
ここ数日バタバタしていました。
アルツの姑「成年後見人制度」の申請手続きなど行っていました。

さて、何事にも二面あるように感じます、「表と裏」、「陰と陽」「生と負」のように・・・・。

「ドラッグラグ」については、私的は遅いと感じています。
れんたろうくんが言われている事も踏まえて、民族性の違いなど考慮しても、「もう少し早く」が私の今の思い。
(米国と比較しても、隣国の韓国と比較しても、遅いように感じています)
適応病名(疾患)の拡大も「はやくして~~」私の願いです。

>医療福祉に十分な財源が充てられていないこと

同感、そして、厚労省の「コスト意識を国民に感じてもらう」という風な考え方にも一部理解できます、夜間の無用な受診や公費についても私は色々感じています。
地元「19原爆」についてです。

私も、篤姫にならって、「一方聞いて沙汰するな」の精神で行きたいなぁと努力しています^^
Re: タイトルなし
(非公開コメントに返信しています)
初コメントいただきありがとうございます。

現代は情報が豊富ですが、画一的になりがちということは、よく分かる話です。
表の情報はすぐに入りますがその逆はなかなか現れにくく、あたかもそれがすべてかのように感じることが多いです。
だからよく偏った考えに陥りがちで、ある瞬間に”ハッ”とさせられます。

こうして僕自身、BLOGを通して情報を発している身ですから、責任を感じます。
だからこそ僕は、自分は看護師だからその領域の中で許された発言を意識していこう、と考えています。
その線引きは時に難しいですけどね。

こうしてつながりができたこと、とてもうれしく思います。今後ともよろしくお願いします。
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ナースれんたろう

Author:ナースれんたろう
みなさんはじめまして。
大学卒業後サラリーマンをしていましたが心機一転、
病院で働きながら看護学校に通って正看護師の資格を取りました。
それから数年後、仕事も順調に行っていた矢先の2008年2月末…
僕の人生にとって、とても大きな出来事が起こったのです。

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