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悪魔の媚薬(アク「マ」 ノ ビ「ヤク」) ~初体験~
さて、今回は腰痛のお話です。
がん発症の数ヶ月前から強い腰痛を我慢してきたことは、
「体調不良の連続(1)」で書いたとおりです。
前回の発熱の件と同様に、

入院初期の段階では、

”この腰痛をどう抑えるか”

が、この時点での治療における、もう一つの緊急の課題でした。

入院初日の時点で、普通の解熱鎮痛剤が無効であることが確認されたので、
2日目より大本命の薬を使うことになりました。

そ・れ・は...

『麻薬』

癌性疼痛には これっ!!
というくらい有名なお薬です。
「モルヒネ」、といえばなじみのある名称でしょう。

この時の僕は、水分を口にすることも辛い状態だったため、
「アンペック座薬」を1日3回(8時間毎)と、
突発的な強い痛みに備えて、「オプソ」という少量のシロップを使用しました。

これがよく効くんですね。

一昔前は、
麻薬は最後の最後に使う薬で、
”これを使うと死期を早める”、という うわさの

『魔薬』

という認識が、一般の人にも、医療従事者にもあったそうです。

ただこれは、モルヒネの使用基準が確立されておらず、
その性質が理解されていなかった頃の話でして、

例えば、
第2次世界大戦の頃、
銃や大砲などの兵器によって傷を受け、
死に間際の兵士の苦痛を取るために使用されていた経緯などの影響で、
投与すると死に至る、という話になってしまっていたそうです。

しかし、現在の認識は全く異なります。

通常薬剤には有効限界量とというものがあります。
つまり、これ以上量を増やしても主作用の効果はupしない、という投与限界量のことです。
しかし、モルヒネにはこの有効限界量がありません。
もちろん、副作用の憎悪の結果として呼吸抑制などに至る恐れがありますので、
無限に投与量を増やすことは出来ませんが、
副作用のコントロールが出来る範囲であれば、痛みの増強に合わせていくらでも量を増やせます。
(もちろん、モルヒネでも抑えることが出来ない種類の痛み(骨痛・筋肉痛・神経障害性疼痛)がありますから、そういうケースは除外して考えてください)

この麻薬の使用により、たったの1日で効果が現れました。
初回投与量がいきなり適量だったわけですね。とてもラッキーでした。
通常、薬剤の投与というのは、やや少な目くらいの量から始めることも多いようです。
いきなり大量投与では、患者の身に危険が及ぶからです。

ですから、お医者さんにもらった薬が効かない場合でも、
「このヤブ医者め!」
と、いきなり声を上げるのは、ちょっと待ちましょう。
大変なときこそ、落ち着いてみることも大切ですよ。


昨今、マスコミが医療問題を一方的な見地からクローズアップして騒ぎたて、
医療訴訟もずいぶん増えましたが・・・

「みんながんばってるんです。かわいそうなくらいがんばってるんです。」
(注:前首相の国会答弁ではありません)

そのことも忘れないであげて欲しいです。

※左の「リンク」欄に、”JPAP®ウェブサイト”という癌性疼痛についてのサイトを追加しました。
JPAPTMペイン情報センター事務局 というところが運営しているサイトで、癌拠点病院へ行くと冊子が置いてあると思います。ご覧になって下さい。


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テーマ : 闘病記
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(非公開コメント受付中)

勉強不足
自己研鑽というか、恒常的に学びを深め続けることはとても大事です。
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I agreeです。全くその通りです、患者も医療従事者も一緒に切磋琢磨することがよりよい医療を作るのだと思います。単に医療従事者が医療行為するだけでは前進がありません。
また、患者も単に治療を受けているだけでは前進がありません。

ブログ、応援しています。
Re:痛み止め
上野先生。いつもコメントありがとうございます。
先生からこのようなお言葉をいただけたことは、今後このBlogを続けていくことへのよい励みになります。

どんな世界でもそうですが、イメージ・先入観というものほど影響力の大きいものはないな、と思うことがあります。それは患者の側の認識だけでなく、医療従事者たちの認識や業務の中の行動にも言えます。
やはり自己研鑽というか、恒常的に学びを深め続けることはとても大事です。そして、一方的な見地だけでなく広い視野を持てるようにしたい。

昨年大ヒットしたNHK大河ドラマ「篤姫」でも、14代将軍選定において篤姫がこう言っていました。

『一方(のみ)を聞いて沙汰するな』

大好きだったドラマでした。ずっと忘れずにいようと思います。
痛み止め
モルヒネ、hydromoriphone,など様々な麻薬性鎮痛剤を使用して痛みのコントロールができることはとても大切です。麻薬性という名前が、もしかした麻薬依存性になるのではとか、副作用ばかりが前面に出て、適用しようができてない話をよく聞きとても使用されてないことが残念に思います。こんかいこのように書いていただきとてもうれしく思います。一番副作用で大切なのは便秘にならないことです。便秘にならないように、便秘薬を事前に使用し予防してください。
Re:痛みの緩和
ガーネットさん、いつもコメントありがとうございます。人見知りな僕でも、徐々に身近な存在に思えるようになってます。顔の見えないブログでのやりとりでも、人間関係って出来ていくもんですね。勝手な思いですが。
さて、白井洋一朗さんのブログにあった「魂の痛み」。看護学校時代に「スピリチュアル ペイン」として学びました。非常に概念的で抽象的な領域なので、仕事をしながら学んでたとはいえ、経験不足のせいでいまいち理解できませんでした。
いまもそれほど理解できてませんが、患者になったことで、感覚的にその存在を感じられるようにはなったように思います。
またいつか、このことについて記事を書ければいいな、と思います。
痛みの緩和
おはようございます。v-273
私も、眠剤のハルシオンや、モルヒネのイメージは以前そんな感じでした。

実際に使っている患者さんでも、あまり理解していないで痛みを我慢してる方もいらっしゃいますよね。
今は幻覚、幻聴に対応するお薬もあるそうですね。すごい!

私が以前読んだ記事です。
良かったら覗いて見て下さい。v-22

http://pcare.blog43.fc2.com/blog-entry-513.html
http://www.kanwacare.net/kanwacare/content04.html
お暇ならずっと眺めていて下さい
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ナースれんたろう

Author:ナースれんたろう
みなさんはじめまして。
大学卒業後サラリーマンをしていましたが心機一転、
病院で働きながら看護学校に通って正看護師の資格を取りました。
それから数年後、仕事も順調に行っていた矢先の2008年2月末…
僕の人生にとって、とても大きな出来事が起こったのです。

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