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スピリチュアルペインとは① ~緩和ケアのお話~
6月15日
定期受診日でした。いつものように、麻薬の処方を受けに行きました。

前回の抗がん剤投与から2週間。
特に異常がないばかりか、臀部の痛みも落ち着きつつあることを主治医に報告しました。

「麻薬の処方はいつも通りでいいかね?」と尋ねながらも、僕の返事を待つまでもなくPCの処方画面を開き、前回の処方をコピー&ペーストしている。

人は誰しも、大なり小なり心の内が表情に表れるもの。僕も、かつての看護業務の中で何度も経験したものです。


その後、臨床心理士のところに行きました。麻薬処方日にいつも予約を入れてます。
前回の面談日以降の生活の様子などを話して、今考えていることへのアドバイスをもらってきました。
(今は幾分落ち着いていますが)かつては精神的な不安定さが露出していた時期があったので、今でもフォローしてもらっているのです。

僕がナゼ精神科や心療内科を選ばなかったのか?

精神科は、統合失調症やうつ病など、脳の器質的病変を伴う精神疾患を主に扱います。
※統合失調症や ”厳密な分類上での” うつ病というのは、脳の神経伝達物質の伝達異常など、解剖学的に病変をきたすものです。

心療内科は、主に心身病を扱います。
※心身病とは、心の悩みが原因で身体に内科的な疾患をきたすものです。がん患者が悩みを抱えて不眠に陥るとか、頭痛や吐き気に悩まされるとか、そういったものは本来心療内科の領域です。

双方ともに向精神薬(抗うつ剤や睡眠導入剤etc)を処方して対応されていると思います。
でも、処方をすることがメインで、あまり悩みそのものをじっくり聞いてくれる医師は少ないのでは?
受診経験がある方・・・、その辺いかがでしょうか?

僕は仕事での経験上、薬物療法で心の悩みを解決することには限界があることを知っているので、
あえてこれらの科の診察を受けることや、主治医から向精神を処方されることは拒否してきました。

本来薬物で押さえ込む治療法が有効なのは、脳の器質的疾患の場合です。
心の悩みは、専門家に導かれながらも最終的には自分自身で対処していくのが根本的な治療法なのです。

その『対処』法とは・・・、それは別の機会にお話します。


今回お話しするのは、 ”スピリチュアルペイン” 。
緩和ケアの講習会などに参加されたことのある方なら、聞いたことくらいはあるでしょうか?
日本語では ”霊的な痛み” と表現されています。

こう表現すると、なにやら宗教的な話のように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。

『生きている意味(存在意義)』『生きる目的(人生における生きがい・やりがい)』『人生観・価値観』の領域に対する ”痛み” です。

がんという病気は、人から様々なことを奪っていきます。
身体的な痛みによって、行動を制限されます。
精神的な痛みによって、やる気や楽しみを奪われます。
社会的な痛みによって、職を失ったり、人間関係をも壊される場合も・・・。

・・・そして、霊的な痛みによって、人は自身の存在そのものを見失うのです。

これらを『トータル・ペイン(全人的痛み)』と称しています。現在の緩和医療の根幹をなす概念です。
長くなるので、続きはまた後日記事にします。良かったら、続けて読んでいただければ幸いです。

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(非公開コメント受付中)

Re: 再び ryuryu さんへ
再コメントも読ませてもらいました。
お気持ちがよくわかりましたので、ご安心ください。

僕のほうで、いただいたコメントの一部を外しておきました。
(※勝手をしましたが、お許しくださいね。)

BLOG上で、文字のやり取りだけでコミュニケーションをとるんですから、
一文字の中に、それだけの気持ちを強く込めるものですよね。
僕もBLOG仲間のところで、そういうことありますよ。だから、よくわかるつもりです。

ご心配なく。今後とも、よろしくお願いします。
Re: 緑緑*ryuryu さん、申し訳ありません。
緑緑*ryuryu さん、不快な思いをさせてしまったようですね。申し訳ありません。

精神科の医師の対応ぶりに不満があったのですね。
緑緑*ryuryu さんも心に何かを抱えた末に受診しているんだから、
ただ薬の処方だけして終わりでは、診察にはならないですよね。
診察というからには、やっぱり患者の状態確認くらいしてから、それにあわせて処方して欲しいものですね。

緑緑*ryuryu さん自身は、今の生活に満足されているんでしょうか?
夜は眠れて、朝スッキリと目覚めているのでしょうか?
これ一つでも満足にできれば、生活リズムにメリハリができて、気持ちの面でも全然違ってくるものなのですが・・・
良い眠りは明日への原動力です。とても大事なことですよね。


臨床心理士は、基本的には聞き役です。自分の価値観を押し付けるような助言や命令・指導的な発言はしません。
また、医学的知識は持ち合わせていません。よって、治療そのものについてのセカンド・オピニオン的相談はできません。

あくまで患者自身が自分で何かに気付けるよう、サポートしてくれます。

僕は面談を繰り返すうちに自然に、治療目的や自分の生きかたについての考えが定まっていきました。
特にそういう話を打ち明けるよう、あちらから促されたわけでもないのに

・・・今考えれば不思議なものです。

勝手なことばかり書きました。すみません。
Re: はじめまして
oriyveさん、はじめまして。記事を読んでいただいているそうで、うれしいです。
ありがとうございます。

いつも文章が長いので、恐縮です。同じことを繰り返しダラダラ書くこともあって、まとめるのに一苦労ですが・・・。

今後とも、よろしくお願いします。
Re: そうなんです!そうなんです!
ryuryuさん、こんにちは。いつもコメントいただき、ありがとうございます。

精神疾患と一口に言っても多種多様なのです。
記事に綴ったように、疾患にもいろいろありますので、
精神科を ”悩みの相談室” と考えて、医師をその相談相手と期待するのは、チョット専門外ですね。
肉屋に魚の目利きをさせるのと同じことになります。

がん患者が自身の病気のせいで悩み苦しみ、受診した場合、薬を処方する都合上『うつ病』と診断付けますが・・・
厳密に言えば ”抑うつ症状” であって、うつ病ではないのです。
両者は病理学的に大きく異なりますが、一般の方には認識しづらいでしょうね。

臨床心理士の仕事には診療報酬がつきませんので、どこの病院にもいるかどうかはわかりません。
(※要するに、臨床心理士を雇うお金は、病院の持ち出しなのです。)

でも、がん拠点病院には必ず『がん相談支援センター』が設置されてますので、相談相手になってくれるスタッフはいるはずです。(その病院に罹っていない患者さんでも、相談に乗ってくれます
臨床心理士がいない場合は、がん専門看護師の資格を持ったナースなどが対応するかもしれませんね。

診てもらっている病院で問い合わせてみてください。きっと力になってくれますよ。
はじめまして
いつも文章がしっかりしておられるので感心しております。
続きを楽しみにしています。
そうなんです!そうなんです!
先日久しぶりに精神神経科を受診して薬をもらってきました。
「薬をくれる」だけなんです。
少し間があいてまた来たのはなぜか? そもそもなぜ精神神経科を受診したのか?ってわかってますか???って思ってしまいました。
(外科から紹介状はいってるはずですが何て書いてあったのかなぁ)

だから、精神神経科を受診しても何も解決にならないと思いました。
臨床心理士って私の行ってる病院にもいるのかな?

続きを楽しみにしてます。
お暇ならずっと眺めていて下さい
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ナースれんたろう

Author:ナースれんたろう
みなさんはじめまして。
大学卒業後サラリーマンをしていましたが心機一転、
病院で働きながら看護学校に通って正看護師の資格を取りました。
それから数年後、仕事も順調に行っていた矢先の2008年2月末…
僕の人生にとって、とても大きな出来事が起こったのです。

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