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人生最大の”希望”と人生最悪の”絶望”②
夕方、外科外来に呼ばれました。
診察室に入ると、デーンと椅子に腰を下ろしたDr(現在の主治医)がいました。

その日は妻は用事でいなかったもので、
僕の父が同席してました...
外科医と言えば、やっぱりイケイケドンドンのやり手オーラ出しまくり。
まさに漫画に出てきそうなその風貌に、
一瞬尻込みしてしまいました。

・・・それもそのはず、
最初の主治医は、それはもうありえないくらいの人の良さ。
およそベテラン医師とは思えないくらい温かく、やさしく、熱意が全面に表れた仕事ぶり。
僕が入院中は、土曜も日曜も欠かすことなく毎日2回(朝一番と消灯前)足を運んでくれてたのですから。
当時から僕ら夫婦はその主治医のことを(本当に敬意を表して)『神』と呼んでました。


さて、
外科の執刀医はPCの画面を示し、淡々とこれまでの僕の病状経過を説明してくれました。
先生自身がまとめたレポートを見てみると、とても長い治療経過にも関わらず、すっきりとまとめ上げています。

「以前からあなたの主治医からコンサルト(訳:治療における助言・フォローのための医師間の紹介依頼)されてまして、カルテ拝見しながらこうしてまとめていました。あなたの場合・・・」

と言って、数日前に実施していた術前検査の結果も見せてくれました。

「以上の結果から、あなたは手術を受けられる状態になりました。これは本当に奇跡に近いものです。」

僕はその説明にすっかり引き込まれ、どんどん興奮していきました。
しかし、
先生はこう話を続けたのです。

「手術といっても、これはあくまで姑息的手術です。わかりますか?根治を望むものではありません。いくら抗がん剤が効いたからといっても、原発巣は残ってしまいます。これを残すと最終的には病巣が増殖し、必ず出血と胃の幽門狭窄を起こします。つまり、食事を摂る度に嘔吐し、ひとたび出血すれば大量に吐血し続ける。こうなったらなかなか止められません。」

さらに続けます。

「こうなればもう悲惨です。何が悲惨かって、あなた本人だけでなくそばにいるご家族も相当辛い思いをすることになる。だからこれだけはどうしても回避させたい。だから手術するんです。わかりますか?」

僕の興奮は既に冷め切ってました。

あとは淡々と術式や手術予定日などについての説明がなされました。
30分くらいで終わったと思います。
ムンテラとしては決して短いものではありません。
むしろ、詳しくわかりやすく、そしてなにより包み隠さず、『現実』を告知してくれました。

病室に戻ると妻が来てました。
どうだった? と聞かれましたが、言葉が出ませんでした。
父が代わりに簡単に話してましたが、それ以後のことは僕はあまり覚えてません。

ただはっきり言えるのは、
僕はこの時を境にしてしばらくの間、
自分の病気や今後のことについて、たびたび疑問と不安を抱えることになったのです・・・


しかし今になって思うと、
やっぱり告知というのは、包み隠さずハッキリと行うべきです。
でないと、患者は病気に正面から向き合うことが出来ない。
僕はこの出来事をきっかけに、看護学校時代の教科書・参考書を総動員して、
自身の病気について学び始めることにしました。

そして現在に至っては、
しんどい治療を受け続けながらでも自身を日々振り返りつつ、
こうしてブログ作成が出来る。それは執刀医(今の主治医)のおかげなのです。

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鶏だんごの野菜煮今回のレビューは
”鶏だんごの野菜煮込み”です。
あんかけスープになっているもので、中華風の味付けです。
鶏だんごは、ひき肉をしっかり裏ごししたような食感。
ここはちょっと好みが分かれるでしょうか?
味付けは出しがよく効いていて薄味。
でも、この手の商品の何がいいかって、
”一人分”が作りにくいレシピや、
偏食のせいでいろんな具材を入れようとしない人にうってつけ。
栄養豊富な多くの野菜が入ってます。

テーマ : 闘病記
ジャンル : ブログ

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(非公開コメント受付中)

Re:ryuryuさんへ
こんにちは、コメントありがとうございます。
リピーターの存在って本当にありがたいです。ブログ更新にも闘病生活にも支えになります。これからもよろしくお願いします。

でも、あっさり告知される医師もいるんですね。でも、それはそれで、配慮があってのことかもしれません。
僕みたいな辛気臭ーい人が、重ーい口調で告知したら・・・

嫌でしょ?自分でもウザイと思いますよ(-_-;)

でも僕らはそれを受け入れて日々頑張っているんですから、胸を張って生きましょうね。

でも僕も、告知の最後に主治医から、
「1日1日を大切にしなくちゃいけないよ。」
と、言われたときは泣きそうになりました。
ずいぶん具体的なんですね。ちょっとびっくりしました。
私も隠し事はなしですべてを知りたいと思っていますが、正直ここまで言われたら、耐えられるだろうかと思います。

私の場合はすごくあっさりでしたよ。
風邪ですねーっていうのと同じトーンで
「がんだね」
「転移がある」
「ステージは4」
「5年生存率がこのくらい」
ってサラサラっと言われておしまいでした。
あ、付け足すように
「あまり長く生きられると思ってないほうがいいね」とは言われましたけど。

再発も、CTの画像見ながら「ここねー」ってかんじです(^^;)
本人も「あ、ほんとだー」ってかんじで見てます。
今の主治医は告知をした先生とは違いますが。
Re: がん告知の日
あらためて思い返してみると、
やっぱり外科の主治医からの告知はきつい内容だったんでしょうか?
嘔吐や吐血の患者さんを何人も見てきたせいか、それ自体に驚くことはなかった。
・・・なるほど、原発巣を残すと、そりゃそうなるよね。・・・
といった具合でした。
それよりも、あえて記事には書きませんでしたが、予後についての告知のほうがきつくて、
そっちでブルーになってたわけなんです。
(※内科の主治医から最初に受けたがん告知では、予後のことは聞いていなかったので)

ガーネットさんのブログを読み返させてもらいましたが、確かに僕のと比べても違うことがよくわかりました。
これは主治医の考え方の違いなのか、僕が看護師だからなのか?

でも、おかげで手術以後、密度の濃い時間を過ごせていることは間違いないです。
がん告知の日
れんたろうさんの告知は、最初から厳しい話がありますよね。
がん告知、ステージ、予後の話、これからの手術説明はあっても・・・

>つまり、食事を摂る度に嘔吐し、ひとたび出血すれば大量に吐血し続ける。

消化器癌の説明だとこれも有りなのかも知れませんが、がん告知の日にここまで伝えるのかな?とちょっと思いました。

術後患者の疑問に答えての話なら何となく分かるのですが。
ここまでの説明が告知の日に必要ですかね?
ここが「ナースれんたろうさんだからかなぁ」と思ったんです。(^.^)

私の告知はこんな感じです。
一人で聞いたので、説明書きが後から読み返せてよかったです。

http://aerochan.blog33.fc2.com/blog-entry-42.html
http://aerochan.blog33.fc2.com/blog-entry-43.html
http://aerochan.blog33.fc2.com/blog-entry-47.html
Re:看護師だから
ガーネットさん。こんにちは。いつもコメントいただき、本当にありがとうございます。

一般の方への告知って、ここまではしないんですか?
執刀医はそれほど難しい用語を使わずに説明してくれたので、てっきり普通の告知かと思っていました。

こういう感性では、僕はこの職業にどっぷり浸かってしまっている証拠ですね。うーん、反省しなくては。

告知を受けて、果たして何割の人がその後の闘病にプラスになっているのか?
実際のところはなんとも言えないですね。本人の心情・状況だけでなく、それを聞いた周りの人が本人に後々与える影響も関係してきますから。
それでも絶対、「真実の告知」でなければ、それを受ける意味がないことは確かです。これは絶対です。


あんかけって、女性に人気ありますよね。マイルドさがいいのかなぁ。
僕も元気な頃は結構マイルドな性格だったんですが、モテたことがない・・・
まあ、確かに今の人生のほうが密度が濃くて充実してるので、イイんですけど。

でも、あんかけに生まれればヨカッタかなぁ。がんになることもなかったし(^^♪
看護師だから
告知にはお父様が同席したのですね。
れんたろうさんは看護師さんだから告知も一般の患者さんにするよりも、より具体的みたいですね。
がん告知を受けた患者は、その後現実を受入れて治療に入れる人ってどの程度の割合なんでしょうね?
殆ど人がそうなんだろうか?
年齢とか、病期とか、患者の性格とか、れんたろうさんの場合のように職業もあるだろうし・・・。

私がれんたろうさんだったら・・・。
わからない。やっぱりそういう状況にならなとわからないです。
告知は絶対受けたいけど、その後自分が精神的にどうなっていくのか想像もできないです。

あんかけスープ、つやつやして美味しそうですね。
母にレトルトいろんな種類送った中で、「金のどんぶり野菜たっぷり5目あんかけ」が野菜いっぱいで美味しかったって!

不幸にしてがん患者になったけど、日々こうして日常生活も昔とは比べられないほど充実してきているのでしょうね。
お暇ならずっと眺めていて下さい
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ナースれんたろう

Author:ナースれんたろう
みなさんはじめまして。
大学卒業後サラリーマンをしていましたが心機一転、
病院で働きながら看護学校に通って正看護師の資格を取りました。
それから数年後、仕事も順調に行っていた矢先の2008年2月末…
僕の人生にとって、とても大きな出来事が起こったのです。

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