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無駄な工事はさせません! ~ビスフォスフォネート製剤のお話~
僕に骨転移があることは、放射線のお話の中で紹介したと思いますが、
骨転移の治療は、なにも化学療法と放射線治療だけではありません。

もちろん、実際治療している人もいらっしゃるでしょうから、
その人たちはご存知かと思います。
それが今回のテーマの...
ビスフォスフォネート製剤です。

題名に何やらおかしげなことを書いてますが、
これは、東京中央郵便局改築工事反対を訴える鳩山邦夫総務大臣のことではありません。

ではありませんが、同じような活躍ぶりを見せる優れものです。
(まあ、本家の大臣の今の行動は、ホントを言うと越権行為に近いのですが・・・)


骨というのは、普通の細胞と同じように新陳代謝を繰り返してます。
骨だって常に新しい細胞に生まれ変わっているのです。
そうでないと骨はもろくなって、朽ちていきます。

ここで登場するのが『破骨細胞』

読んで字のごとく、骨を壊す役割を担ってます。
破骨細胞が古い骨を壊し、そこに新たな骨を形成していくのです。

問題は、この過程においてがん細胞がとても意地悪く関わる、ということです。

つまり、普段は秩序を持って活躍している破骨細胞ですが、
がん細胞が寄ってきてちょっかいを出し始めると、無秩序に骨を破壊しまくり始めます。
そうして出来たスペースにがん細胞がすばやく入り込み、どんどん増殖していく。

これが、骨転移が広がる仕組みです。
まるで一昔前によく見られた、年度末の無駄な道路工事そのものですね。
しかも、がん細胞に侵された骨組織は正常な骨よりもろいので、
容易に骨折を起こすのです。これが、『病的骨折』です。

そこで登場するのが正義の味方!『ビスフォスフォネート製剤 (商品名:ゾメタ)』

薬剤の説明はリンク先のサイトを見てください。

僕が始めてこの薬剤を投与されたのが、去年の7月。
初回投与時は、結構きつい副作用が出ました。

「発熱」と「全身の骨痛」です。

外来で投与された翌朝!
あまりの不調ぶりに、強制的に目覚めさせられました。

全身を襲う痛み。そして身体全体の激しい火照り感。
まるで強烈なインフルエンザにかかったようでした。
体温は38度台。当時既に解熱鎮痛剤を服用していましたが、そんなものは効きゃしねー。
季節は夏なので、とにかく火照った身体が不快でたまらない。
全身痛はほぼ一日で治まりましたが、発熱は二日続いたように記憶してます。
(またこんな風に書くと不安をあおってしまいますが、事実ですので書きました。)
(まるで「北斗の拳」でトキがレイに使った『心霊台』の秘孔のようです。・・・知ってる人ははっきり言って『オタク』ですよ。※ちなみに僕は『オタク』ではなく『フリーク』です。この差は大きいです。)

でも、二回目の投与からは、全く副作用なし(^_^)
おかげで現在まで、骨転移の著しい増強もなく過ごせてます。
(まあ、放射線治療に至った脊椎2箇所の病巣は除いて・・・)

値段は保険適応(3割負担)で10,000円ちょっとだったと思います。
僕は現在まで3週間ごとに化学療法と一緒に投与してもらってます。
高額療養費制度の申請しまくって、なんとかつないでいるところです。


次の機会には、高額療養費のことなども書いてみたいと思います。

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Re:ゾメタ
ガーネットさん、コメントありがとうございます。
こうして、より高い効果が見込める薬剤が日本でも承認される動きが今後も活発になると、僕らも安心できるのではないでしょうか?
ただし、厚労省に対してあまり保険適応の承認をせかし過ぎると、重大な副作用についての検証がおろそかになるリスクも高まりますので、僕ら患者はあまり無理を言い過ぎないほうがよいのではないか、と(僕個人は)慎重に考えるのです。

この問題は、特に治験において顕著に現れます。
今の世の中は、世論というものがマスコミなどによって扇動されすぎて、(不用意に)物事が過大に動く危惧があります。
世論を利用して大いに利潤を追求しやすくなるのは、当然製薬会社や医療機器メーカー側です。対して僕ら患者側は、確実とは言えない希望と共にリスクを背負わされる場合があるのです。

「患者のために」と考えて、「海外では承認されている有効な薬剤なのだから、(それを根拠に)日本でも早く承認しろ」というやや過激な論調が、一部の患者会などから出ているように見受けられます。

しかし、欧米人と日本人では体格も生活環境も風土も違うのです。当然身体の器官・組織のつくり、あるいは薬剤に対する感受性も、両者同じにはいかないと考えるべきでしょう。
だからこそ、厚労省が検証して認可を与えるわけですよね。
その手順の効率化を求めるのは当然必要ですが、行過ぎた要求はいかがなものか?

また、マスコミも治験による医療事故の報道で医療者側ばかりを責めるのではなく、患者が負う可能性があるそのリスクについても啓発していく必要があると思います。

物事には必ず表と裏がある(有効な薬にもリスクはある)ということを十分認識し、適正な「リスク対評価」を行う知識と理性を持って、僕らは治療方法を選択したり新たな希望を求めていきたいものです。
ゾメタ
実はこのお薬とても興味持っています。
ホルモン療法でも骨塩量が下がり、骨粗鬆症になるのですがその時ゾメタを使います。
最近では骨粗鬆症になる前に、予防として初めから使う方法もあるそうです。
私もアロマターゼ阻害剤に変更した時は、一緒に使いたいなぁと思っていました。
でもリンク先を読んだら、腎臓と骨髄に影響が出そうですね。
予防で使うにはリスクも大きいかも知れないと、思いなおしているところです。
勉強になりました。
お暇ならずっと眺めていて下さい
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ナースれんたろう

Author:ナースれんたろう
みなさんはじめまして。
大学卒業後サラリーマンをしていましたが心機一転、
病院で働きながら看護学校に通って正看護師の資格を取りました。
それから数年後、仕事も順調に行っていた矢先の2008年2月末…
僕の人生にとって、とても大きな出来事が起こったのです。

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